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柳瀬荘黄林閣の佇まい

ひっそりと佇む、たからものに出会いました。所沢市坂之下にある重要文化財の柳瀬荘黄林閣は、もともと東久留米市柳窪にあった庄屋村野家(本家)の主屋を松永安左エ門が譲り受けたと云われています。数寄屋風書院の斜月亭は黄林閣につなげて昭和13年から14年頃、建造されました。
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久木庵(きゅうぼくあん)は、もと茶人土岐二三の所有で、宗旦好みの二畳台目、斜月亭から渡り廊下で繋がっています。
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(鈴木久子)

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by jogikai | 2017-04-28 13:23 | Trackback | Comments(0)  

和紙展

大勢の人に見てもらい、和紙達も私達も楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました!
今日はどんな人に会えるかなぁ
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矢賀部雅子


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by jogikai | 2016-11-20 08:35 | Trackback | Comments(0)  

「狭くて心地よい」

住まいの設計をしている中で、コストや敷地の制約から、ミニマムな空間づくりに取り組むことは少なくありません。

制約の中で最大限にできることを探っていく作業は、難しくも設計の醍醐味でもあります。

中でもリフォームの設計では、その制約が大事な前提となります。
既にある空間ボリュームの中で、何かを除いたり加えたり変えたりして、機能も心地よさも以前より向上させることが課題です。

これまで狭くて片付かない困った場所だと思っていたスペースを、狭さを感じさせずかつ役に立つ空間に変身させられれば、リフォームの「やってよかった!」につながります。

わが家の子ども部屋のリフォームもそれを目指してのことでした。
リフォーム前、7.5畳の部屋の中央に2段ベッドを置き左右に分割し、姉妹それぞれで使っていました。ベッドと通路部分を除くと一人分のスペースは細長の2畳ほど。
狭い上に子どもの細々とした持ち物を納める棚や机は収納量少なく、片づけにくくで、どちらも足の踏み場もない状態でしたが、、、

デスクと本棚を造り付けることで快適空間に。
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壁の高さと長さを最大限利用し立体的な収納を作ったことで、物が片付き、部屋に本人たちの居場所ができました。
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以下は、あるお宅のリフォームです。
玄関に続く廊下を取り込み、リビングを広げる間取り変更を行いました。
それにより玄関は小部屋状に独立し、広さは減少することになりました。

以前はホール+廊下で床面積があり、見た目はともかく、物や靴を置いたままにしていても出入りに不自由しませんでしたが…。
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狭くはなっても、使い勝手よく、人を迎える場としてふさわしい設えにするためには、、、
やはり、収納が鍵となりました。
靴、スリッパ、傘、コートなどを出しっぱなしにせず済むよう、敢えて収納に面積を割くよう計画しました。


一方の壁には天井までの物入れを設け、玄関に置いておきたい大抵のものは扉内に収まるように。
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もう一方は腰高の靴入れとし、飾り棚も兼ねます。
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2畳に満たない狭いスペースですが、いつもすっきり感じのよい玄関のできあがりです。




「7.5畳を二つに分割」では、使い勝手と心地よさを目指し、もっと積極的に造り込んだ例があります。

天井高さの手持ち洋服入れを、互い違いに置いて二部屋に区切り、それぞれに出入り口を設けました。

収納を含め3畳強の東の部屋。
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既存のベッドを置いたら残りの床はわずかです。

その分コーナーを利用した二つのデスクと本棚を造り付け。
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少しの隙間を利用して、天井までのCD棚。
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物を厳選して少ししか持たないようにしている住み手の暮らしぶりもさすがですが。

西の部屋は少し大きく、それでも4畳強。
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押入だった部分をオープンにし、ロフトベッドを造り付けています。

その下はコの字型に配した本棚。
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デスク廻りにも無駄なく棚を仕込んで、空間を余すところなく利用。
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どちらも、狭いけれど住み手の身体感覚にフィットする、心地よい空間になっています!



これらの改修と建て主さんの暮らしぶりを通して見えてくるのは、狭くても工夫次第で十分に快適な暮らしができるということです。

住む人が、そこでの生活を具体的に思い描き、物の取捨選択に取り組み、快適な暮らしのイメージを持つことが、大切なようです。
ため込んだ物を収納する場所を作ることができたから快適になったのではなく、限られたスペースに、必要なもの置いておきたいものは何かを考え、その収納場所と人の居場所それぞれが、過不足なく在ることが心地よさにつながったのです。

スペースは、広ければいいというものではありません。
今の世の中、何がどこにあるかわからないほど物に埋もれた広い家が少なくないのは、自分が把握できる以上の物々を持ってしまい、快適な暮らしに関するイメージを見失ってしまっているからではないでしょうか。

小さな空間だからこそ可能な、自分の目の届く範囲の、こざっぱりした気持ちのよい暮らしに目を向けていただきたいものです!

(勝見紀子)
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by jogikai | 2016-01-12 23:19 | Trackback | Comments(0)  

春はもうすぐ

今年は関東でも2月に2回もたくさんの積雪があり、
3月になってもなかなか暖かくなりません。

そんな中でも春は確実に近づいています。

犬の散歩で見つけたオオイヌノフグリ。
毎年一番に花を咲かせて春を実感させてくれます。

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2番手はホトケノザ。
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そして、河津桜も咲いていて・・・
春はもうすぐ。
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東日本大震災から3年がたちました。
日々の忙しさに追われて忘れてしまいがちになっている、あの時感じたこと。

同じように明日が来るとは限らないから
今日を大切に生きようと思います。

もっともっと、エネルギーに依存しない暮らしを考えていこうと思います。

(中村聖子)
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by jogikai | 2014-03-12 23:06 | Trackback | Comments(0)  

リメイクは楽し

人の暮らしを支える、身の回りの道具や家具や衣類など。
そのひとつひとつはいつか役割を終えるときを迎えます。

その経緯は様々ですが、物が氾濫するこの時代にあって、使い込み擦り切れて…といった終わり方はむしろ稀かもしれません。

生活が変わり必要なくなった、サイズが合わなくなった、新しい物がやってきた、飽きちゃったなどなど。

カタチがあることで道具として機能していたモノ達ですが、そのカタチが役割を終えたとき、モノはただの物体になってしまいます。

あとはゴミになるか、スペースを占領する邪魔者になるか。


しかし、ここで一考。
そのままではもう使うことはないけれど、傷んだり腐ったりしているわけではないモノの中に、愛着ある質感、好きだった柄、経年でいい味を醸している材質など、捨てるには忍びなくできればもう少し傍に置いておきたい、と思わせるモノがあります。

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昔着ていたフランネルシャツを子どものズボンにリメイク。暖かくて好きだった生地。













それを叶えるのに、私は「リメイク」を試みています。
元の材質やつくりを生かし、それまでと違ったカタチ=役割を持たせ、再使用することです。

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サイズが合わず着なくなった夫のセーターを、娘のリクエストでウサコに。












私の場合、対象が布や木であれば、どんどんリメイクのアイデアが湧いてきます。
布や木は、特殊なことをしなくても、人が手を加えられるマテリアルだからですね。

そしてビンボー症なので、オブジェや飾り物でなく、「使えるもの」に再生することがささやかな私のリメイクルールです。

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新しいテーブル板がやってくることになり、天板が不要に。

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知り合いの家具職人に頼んで、デスク&小物棚にしてもらいました。















手を加えてみたものの、出来がイマイチだったり、用途設定がミスマッチだったりと、失敗も少なからずあります。

けれど、むやみに捨てたくないという気持ちと、モノに思いを馳せあーでもないこーでもないと考えること、これが大事かな、と開き直っています。
なので、不要品が出てくるごとに、リメイク魂が頭をもたげ…なかなか前進しないのですが。

モノに意識はないけれど、人がそれを生み出し、傍に置き、暮らしを共にすることで、人の生がモノに刻まれるように思えます。
その思い出や営みが長ければ長いほど、深ければ深いほど、モノは多くのことを饒舌に語りこれまでの歩みを思い出させてくれるような。

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建て替えにあたりケヤキの柱や造作材を思い切って取り置くことにしたI邸。

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柱に框に家具にと、新しい家で使い切りました!

















新たな思い出を加わえ、一からでなく積み重ねているという安堵感。
モノを長く使い、使命を全うさせてやれる満足感。
これがリメイクを楽しむエッセンスですね!

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わずかに残ったI邸のケヤキ材を貰い受け、知り合いの工房で加工させてもらいました。

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フォークとバターナイフに。60年目の再生です。


勝見紀子
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by jogikai | 2013-11-28 14:48 | Trackback | Comments(0)  

裸足の季節

桜が満開になったというのに
寒かったり、雨だったり、曇りだったり・・・
春が待ち遠しいですね。

暖かくなったら、「裸足の季節♪」
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汚いモノをスミマセン。
裸足には無垢板の床材が気持ちいいのです。
我が家の2階の床、桧無垢板15tです。
(t は厚さという意味で、単位はmmです)
ちなみに1階はアカマツ無垢材36tです。

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人の汗やら、いろいろこぼした物やら、我が家の駄犬のよだれやら・・・で
かなり汚れや傷がついていますが、無垢材は肌触りよく、きもちがいい。
これは合板のフローリングでは味わえません。

床は傷がつきやすい場所なのでナラやクリなどの堅木を使うといいのですが
我が家では予算の都合上、桧とマツという柔らかい樹種になりました。
確かに傷はつきやすいですが、無垢にこだわってよかったと思っています。

そして、無垢のフローリングにはオイル浸透系の塗装をお勧めします。
表面に膜を作るウレタン系を塗ってしまうと、
これまた無垢材の気持ちよい肌触りを味わえません。

ちなみに我が家は無塗装。
築13年目で日々家族の歴史を刻むように汚れています。
そんな汚れもキズも無垢材ならおおらかに受け入れてくれます。
日々のお手入れはモップの先に絞った雑巾をくくりつけて、
2日に1度、拭き掃除しています。
掃除機は月に一回かける程度。
その方が気持ちがいいし、ラクチンです。

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駄犬もこの通り、気持ちよく寝てます。
ちょっと寛ぎすぎですが・・・

(中村 聖子)
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by jogikai | 2013-04-01 17:23 | Trackback | Comments(0)  

素材を確認...

毎年この時期になるとクリスマスリースを作ります。
以前『15分間睡眠枕』でご紹介した住宅用柱材のかんなくず利用法の1つ。
お世話になった方にプレゼントしたり,友人からリクエストされて製作会を開いたりしています。
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ひのきのかんなくずを利用したクラフト製作のきっかけは,ある住まい造り勉強会。
これから家を建てる(買うのではなく)という方々に,
まずは素材に触れてもらうという企画でした。

住宅展示場に行ったことのある方ならご存じだと思いますが,
一口に家と言っても,使われている建材は様々です。
家づくりというと間取りが重視されますが,
同様に使われている素材も確認して選びたいですね。

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写真は,今年の3月にひのきのかんなくず表面の放射線量を測ったときのものです。
空間線量率で、9μR/h=0.09μsv/h。
これは、計測地であるつくばの空間線量率と変わりない数値で,
(高エネルギー加速器研究機構(KEK)発表のデータ参照)
もちろん十分に安全な値でした。
震災以降、建築資材についても放射線量への不安の声を聞きます。
測って安全性を確認することも重要ですし,安心できます。

   松岡利香
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by jogikai | 2012-12-20 00:00 | Trackback | Comments(0)  

障子の穴

ついこの間まで「暑い!暑い!」と言っていたのに、
気付けば今年もあと2ヶ月ですね・・・。
その事実に愕然としているナカムラです。

さて、我が家には家族室に障子があります。
先日、我が家の駄犬に「ごろん」をさせたところ
勢い余って、見事にその足が障子をずぼっと破りました。

・・・

ものぐさな私は張替えするほどの気力もなく、
そこだけ穴をふさごうと思いました。
障子紙をいろんな形に切って貼る・・・という昔ながらのやり方もありますが
今回は家にあった和紙で穴をふさぐことにしました。
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ついでに以前、ニンゲンが空けてしまった小さな穴も補修。
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なかなか、いい感じになったと自画自賛。

そして、同じようなことを考えている方も他にいました。
15年前、設計を担当させていただいたSさん宅の障子です。
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きれいな包装紙が貼ってありました。
旅の思い出にもなるとのこと。
こう見ると、包装紙もいいデザインのものがあるんですね。
おもしろい♪

障子というと張替えが面倒という理由で、採用を見送る方が多いですが
障子は空間を落ち着いた雰囲気にしてくれるだけでなく、
断熱効果も高い、優れた建具です。
毎年張り替えなくても大丈夫(※感じ方に個人差がありますw)
こんな風に自分なりに楽しんでみてはいかがですか?

(中村 聖子)
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by jogikai | 2012-11-10 12:26 | Trackback | Comments(0)  

福島で感じたこと

7月の3連休、夫の実家のある福島県相馬郡新地町に行ってきました。
福島県の浜通りの一番北の端にある町です。

震災前は常磐道で富岡まで行き、国道6号でずっと海沿いを北上できたのですが、
今は原発事故の影響でいわきから磐越道~東北道で福島まで行き、
山を越えて浜通りに出るというルートでしか行けません。
JRで行く場合も実家の最寄り駅の付近の常磐線は不通となっているため、代行バスを利用するしかありません。

国道の西側(山側)にある夫の実家では今回の震災で屋根の瓦が割れたのと、
壁のタイルが剥がれたくらいの被害で済みました。
原発事故の影響も今のところないようです。
国道の東側(海側)を見てきましたが津波の被害はやはり想像を絶するものでした。
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家の基礎だけが残っていました。
数件家の形は残っていましたが、1階は窓ガラスが全く残っていませんでした。
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基礎と土台をつなぐアンカーボルト。
どれほどの力がかかったのか・・・。
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そして、浜通りから福島へ抜ける帰り道に相馬郡飯舘村を通ってきました。
原発事故の影響で全村が何らかの避難区域になっているところです。
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こちらの風景にはもっと衝撃を受けました。
荒れ果てた田畑、カーテンを締め切った家々、人の気配のない町。
震災では大きな被害を受けずに済んだのに、
家や田畑、家畜を捨て、避難しなければならない状況・・・。
しかも東電の原発とは何の関係もない村だったのです。

何も考えずに福島の原発で作られた電気を使っていた自分。
責任の一端を感ぜずにはいられませんでした。
自分で考え、何か行動を起こさなければいけない・・・と切実に思いました。

そして、少ないエネルギーで快適に暮らせる家を造っていくことが設計者にとっての命題であると強く感じました。

(中村 聖子)
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by jogikai | 2012-08-04 18:04 | Trackback | Comments(0)  

はじめまして

e0264942_152938.jpgシンプルで豊かな暮らし」
 皆さま、こんにちは!
 このページは、私たち〝女性建築技術者の会″(=女技会)会員有志で綴る「住まいと暮らし」のリレーエッセイです。
 私たちは、生活者の視点を持ちながら、住宅の設計や建築に関わる仕事をしています。住まいについて、私たちが日々感じたことを気楽にお話しできれば、と開設しました。
 昨年の大震災以降、「シンプルであること」や「本当の豊かさとは何か」とか、「豊かな暮らしって何だろう」など、「豊かさ」に関心をお持ちになった方が多いのではないでしょうか。住まう場所・家・住み方は、人それぞれです。10人いれば10人の住み方・暮らし方があります。豊かさについても、色々な考えがあるでしょう。
日々の生活の中での小さな発見・思い・疑問・感動など、「シンプルで豊かな暮らし」を探っていきたいと思います。
 私たちは、仕事を別々にしているため、立ち位置や物の見かた、考え方もそれぞれ違いますが、共通していることは、人とその人の暮らしに真摯に向き合っていることだと思います。
 書き手による微妙な違いもまた個性ととらえていただき、つたない文章ですが、私たちの想いを皆さまにお届けできれば、と願っています。
ティータイムに、どうぞ、お立ち寄りください。
コメントをお待ちしています。 

加部千賀子

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by jogikai | 2012-06-29 01:17 | Trackback | Comments(0)