カテゴリ:暖かく・涼しく( 10 )

 

軒の出

8月も残りわずか。
学生さん達も、夏休みも終わりですね。
梅雨明けからも、雨の日が続いて快晴だったという日が少なかったように思います。

22歳の老猫と72歳の母が居ますので、今年の夏は、外気温と湿度が高い時はエアコンをつけるようにしました。
我が家は、南東にリビングが向いて居ますので、朝は比較的早い時間帯から室内が明るくなります。
リビングの一部で西にも向いている部分は軒の出があります。深い軒は、陽射し避けになって居ます。

この週末に、
住宅遺産トラスト「中山邸(1983/宮脇檀)最後の見学会に行ってきました。
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ここでも、軒の果たす役割が大切なことを実感しました。
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軒【庇】の出があれば、雨が直接壁などに当たったり、開口部から雨が進入するのを防いだり出来ます。
壁が雨だれ等を防ぐことができれば、材料も長持ちしますね。

軒を伸ばすことが難しい敷地事情もあるかと思いますが、内部は多少、コンパクトになっても軒を出せるくらいに敷地境界線からの距離を取った方が、風通しも良く、外壁なども傷み難くなりますので、家も長持ちするでしょうね。

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最近、軒下が食事スペースになって居たりするカフェやレストランの写真を集めたりして居ます。軒が深ければ、シトシト降る雨の日も利用出来ますし、雨が落ちる様子も情緒があります。

窓から、どんな眺めが素晴らしいかは、人それぞれかと思いますが、軒先から、雨の雫が草花に滴り落ちる様子が私は好きです。

小林輝子/一級建築士


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by jogikai | 2017-08-27 18:12 | 暖かく・涼しく | Trackback | Comments(0)  

雨の日に

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今日も雨。
今年の夏は台風がまともに直撃したり、不安定な天気が続きますね。
明日・明後日ごろにはまた10号が来るとか。。。
気になることもあり、以前設計させていただいた川越のポレポレさん(パン工房付住宅)
に立ち寄らせていただきました。
一昨年増築したギャラリーには屋根付きのテラスがあります。
深い軒の下にいるとなんだか安心して、少々の雨なら楽しめます。

いろいろお話していて、9月にポレポレさんでお料理教室を企画されている
とのことでしたのでお知らせをさせていただきます。



・・・・・・・ポレポレ 料理の時間・・・・・・・


食の楽しみは人と人とのコミュニケーション
ひとつのお皿をみんなで分け合い楽しむ。
「和 洋 中」の大皿料理(時短料理)を紹介する講習会です。


日時:9月26日(月)10:30~2時間程度

場所:パン工房ポレポレ

講師:森 千秋

メニュー:鶏ムネ肉の簡単マリネ/卵とアボカドのサラダ/
      ピーマンとキャベツのアンチョビ炒め/冷たいじゃがいものスープ 

人数:6名/回 先着順

会費:3,500円

申し込み先(Eメール):tono13jp◎yahoo.co.jp (◎を@に変えてお送り下さい)
        (電話) :049-226-1613


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


d0267149_1893665.jpg試食の際にはポレポレさんのパンも出ます!この日以外でも何人か集まれば、お料理教室・パン教室など随時受け付けていらしゃるそうです。蔵の街の隣接ですので、観光がてら覗いてみてくださると嬉しいです。(パン屋さんの営業日は毎週金・土曜日)





平間千恵子




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by jogikai | 2016-08-28 19:48 | 暖かく・涼しく | Trackback | Comments(0)  

薪ストーブがうれしい季節

この季節になると必ずといって良い程毎年出される ちるちんのストーブ特集。
 売れ行きが良いのでしょうね。私も毎年ついつい買っています。
 火が見える空間、そこで料理もできる空間を想像するのがなんとも楽しい!こういう輩が特集を後押ししているのでしょうねえ。

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 昔は、デザインの良い薪ストーブは輸入もので、国産の薪ストーブは、ヘビーデューティで山小屋や工場や建設現場で使うようなものしか見当たりませんでしたが、このところ、国内で製造されたものも増えてきました。その上、比較的安価なものや輸入ものも値段が下がってきていて、うれしい限りです。

 薪ストーブ人気で普及し始めているとしたら、ちるちん効果かも。

 ですが、「薪1束500円として、1日2000円~2500円。1カ月6000円~9000円。使用期間を10月後半から4月前半の6カ月とすると、ひと冬36万円~54万円」と、とあるブログにあるように、肝心の薪の調達がだんだん難しくなっているらしく、薪を買っていると到底一般家庭の光熱費として成り立ちません。
 だから、植木屋さんや工務店と知り合いになって廃材を入手するか、山の保全管理のボランティアなどをするのだそうです。

 薪入手のためとはいえ、山の保全管理の担い手が増えるのは良いことです。
 ですが、まずは、断熱をしっかり。そして、たまには(週末くらいは)火のある環境を楽しめる時間の余裕を持つ。。ということですね。
 
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 おまけですが、我が家のネコの話題を少し。。。
 春の温かくなりはじめや秋の寒くなりはじめの時期には、お風呂の蓋の上は心地よいようですが、厳寒期には向かないようです。
 背中の熱を奪われる速度の問題でしょうね。
 もっぱら、この時期は、二匹ともベッドの中に潜り込んでいます(笑)

 (木村真理子)
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by jogikai | 2016-01-22 13:35 | 暖かく・涼しく | Trackback | Comments(0)  

板張りの床でもヌクヌクと~

遅ればせながら、
寒中お見舞い申し上げます。
今年も、女性建築技術者の会のブログ閲覧をよろしくお願いします。

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我が家の水槽の紅白のメダカです!
数か月前に8匹入居したのですが、この2匹だけが無事、年を超せました。
強者の2匹です。しかも、紅白!
(他に、ナマズとエビ、タニシが住人で、循環した生態系の閉鎖型水環境を作っています。)

さて、今年もたくさんの御年始状をやり取りさせて頂き、建て主さんがその後どのように暮らしておられるか、耳を澄まして、読ませて頂きました。
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その中の1枚に、10年前リフォームした建て主さんから「やっぱり、床暖房は快適です」と。
日に日に寒さ厳しくなり、体が縮こまりがちですが、我が家も足元から温まる床暖房のおかげで、身体はノビノビ、行動も楽々、です。
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愛犬もフローリング直にヌクヌク・・・気持ち良く、眠っちゃいました~。
で、今回は、床暖房のお話をー。

床暖房は、熱源・方式の違いで各メーカーから色々出ていますが、私の設計で、暖房の定番として使っているのは、低温水式床暖房です。
その特徴を簡単にお話します。
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・方式は、ボイラーで沸かした温水を銅管でお湯を部屋中、グルグル回します。
・ボイラーの熱源は、電気・ガス・石油、どれでも可能。
・無垢のフローリングの場合は、床暖用の値の張る乾燥材でなくてはいけませんが、この低温水式なら、一般の無垢フローリングが使えます。
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・決まったサイズのパネルではないので、部屋の形状・大きさに合わせて自在に敷設できます。
例えば、トイレの便器前の小スペースにも(写真の上は工事中で、下はその完成写真です)。
変形の部屋でも、スペースに合わせて敷設は可能です。
・部屋の壁際まで目いっぱい敷き込むので、窓際・壁際のどこを歩いても足裏は暖かい。
・床材の種類を問いません。将来リフォームで床材を変えることがあっても、そのまま床暖パネルは使えます。
・一般大手メーカーとの違いは、パイプに流す湯温とパイプの直径です。
低温床暖房の湯温は5~20℃低く、その分直径が11ミリ大きいです。即ち、低温のお湯をたくさん流し床面を適温にする、という事です。
 床暖房全ての共通なことですが、季節の変わり目でも、ボタン1つで暖がとれます。
器具の出し入れやフィルターのお掃除の必要がないので、主婦にとって、楽チンの暖房器具と言えます。

以上ですが、お分かり頂けたでしょうか。

床暖房は断熱材と同じで、コストを掛けても目に見えないため、見栄えを考えるとガッカリする部分もありますが、吹抜けや間仕切り壁の少ない間取りが可能となり、健康上からも大きなメリットがあります。

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写真のような割合大きな吹抜けでも、ラジエターヒーターを補助暖房として、93才になる建て主さんは、この真冬も、元気に暮らしておられます。

家の完成後、建て主さんより、床暖房のおかげで腰痛がなくなった、喘息が軽くなったなど嬉しいお便りをいただいています。
床暖房は、お年を召した方、腰痛持ちの方、乳幼児、そしてペットにとって、身体に優しい暖房方式です。
新築やリフォームをお考えの方、ご検討なさってはいかがでしょうか。
                                               加部千賀子
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by jogikai | 2015-01-17 01:10 | 暖かく・涼しく | Trackback | Comments(0)  

風の通る住まい

「家の作りやうは、夏をむねとすべし」とは徒然草の一節。
昨年、自宅を建築した際「風が通り夏に(なるべく)エアコンなしで過ごせる住まいを」と考えました。

1.南北の風
1階は続き間で構成し、南北の通風を遮る壁を極力設けないようにしました。
2階は個室が必要なため続き間にはできませんでしたが、建具を開ければ廊下を介して風が通る配置を心掛けました。

2.上下の風
天井付近にたまった暖かい空気を排出するための高窓と温度の低い外気を取り込むための地窓を設け、吹抜を介して風の通り道を確保しました。
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3.建具
大きめの外部建具は格子網戸にして風を取り入れつつも防犯性を確保。
内部の建具は格子に障子がはめ込まれている古建具を使用しています。
障子は着脱式となっており(建具替えとまではいきませんが)夏は障子(一部)を取りはずしています。
(町家などで行われる建具替え=夏に襖や障子を簾戸に替えて風通しをよくする)
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4.軒と植栽
軒の出をある程度深くしており、夏の日射は遮り、冬の日射は室内に差し込むようにしています。
家の周辺に木やグランドカバーの草を植えていることも効果的だと思います。

[結果]
エアコンは設置していませんが「絶対にエアコンを使わない」などと意気込んでいるわけではありません。不快に感じる程の暑さになったらいつでもエアコンを取付けようと思ってはいるのですが、今年は未だ不快な暑さに達した日がありません。
(風呂上がりなどは扇風機を使っていますが、弱で十分な涼しさです)

[おまけ]
「夏仕様の住まいなら、冬は寒いのだろう」と思われるかも知れませんが、昨冬はそれ程でもありませんでした。
さすがに暖房不要とまではいきませんでしたが、小さなアラジンストーブ1台で過ごすことができました(広さは30坪程度)。
断熱材ウッドファイバー40㎜のみですが、板倉構法なので落とし板(スギ材30㎜)の断熱性や熱容量もプラスに働いているのではないかと思われます。

松岡利香
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by jogikai | 2014-08-19 23:09 | 暖かく・涼しく | Trackback | Comments(0)  

アリとキリギリス

アリとキリギリス
「夏の間、アリたちは冬の食料を蓄えるために働き続け、キリギリスはバイオリンを弾き、のんきに歌を歌って過ごしました。やがて寒い冬が来て、キリギリスは食べ物を探しますが見つからず、最後にアリたちに乞い、食べ物を分けてもらおうとしました。するとアリは「君は夏に気楽に歌っていたんだから、冬には踊ったらどうだい?」と食べ物を分けてあげませんでした。とうとうキリギリスはお腹をすかせて死んでしまいました。007.gif」・・・・・イソップ物語より


今日、いつものガソリンスタンドに灯油を買いに行ったら18ℓ - 1890円でした。う〜ん高い!
我が家には、居間に薪ストーブがあります。自分達の家を持ったとき、お金もないのに、たったひとつの贅沢品として購入しました。
e0264942_21283977.jpgさて、入れたはいいですが、この都会で(といっても所沢ですが)薪ストーブを活かして生活していくには、思った以上に努力が必要だったのです。そのひとつが薪集めです。もちろんホームセンターでできあいの薪を買ってくれば苦労はありませんが、ケチな私は、ただで手に入れることしか考えていません。ちなみに薪は1束500円ぐらいしますから、1日2〜3束使うとしたら、一冬で¥¥¥¥¥とんでもない燃料代がかかってしまいます。

e0264942_21295541.jpg大工さんに柱や梁の切端を譲ってもらったり、解体材料をもらったり、雑木林の伐採の時に分けてもらったり、とにかくいただけるとなったら片付けてしまう前に、フットワーク軽く動かないとだめです。もらえると交渉できても、チェーンソウで切らなければ、クルマで運べない場合は、もう私の手にはおえません。夫の出番ですが、忙しい時はなかなか容易ではありません。
 ぼんやり春夏秋を過ごしてしまうとさぁ〜たいへん、燃やす薪がありません。アリとキリギリスの話通り、私はキリギリス状態になります。
今年がそうでした。いよいよ寒くなってきた12月の中旬に、薪置場にはわずかに薪が数本。あせった私は泥縄式で薪集めに奔走しました。
山にころがっているクヌギで直径20㎝長さ1.2mぐらいのものは女性の力ではふつう動きませんが、灯油代を節約できるとなれば火事場の○○力でエイ、ヤァーと運んでしまいます066.gif ただ、薪は切ってすぐには燃やせません。1年ぐらい寝かせて乾燥させないとだめです。我が家に日当りの良い庭などあろうはずがなく、狭い敷地の中で重い丸太を運んだり、乾燥させたり、薪割りしたりする作業は悪戦苦闘の連続です。はっきり言ってそういうことが好きでないと続きません。
実家がある信州に帰った時、陽の当る広い庭に几帳面に美しく薪が積まれている家を見ると、羨ましいなぁ〜〜とつくづく思います。
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このように薪ストーブの維持には隠れた苦労がいっぱいあるのですが、その分いいこともあります。
生の火が豊かな気分にさせてくれることは確かです。昔は普通のことだったかもしれませんが、囲炉裏や竃の文化が消えつつある昨今では、余計にそう感じるのだと思います。ちょろちょろ燃える火は静かでやさしい。
我が家のストーブは、上面が平なので鍋が3個乗ります。お湯はすぐ湧くので湯たんぽや洗い物の湯には重宝します。鍋に水と野菜を入れて掛けておけば、いつのまにかスープができてしまいます。
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餅、さつま芋、ぎんなんなど、網に載せて上からステンレスボールを被せておけば、大抵の物は失敗なく上手に焼けます。
気をつけることは、火を焚いている時は、常に中の様子を観察して、空気調整を行なうことです。(大抵どのメーカーでも、2箇所ぐらいには空気調整レバーが付いています)この他にも薪運び、薪の補充、夜寝る時はレバーを閉めること、用心のための水くみ等、やることはいっぱいあります。我が家は私がずさんな反面、夫がこまめでいろいろ用心深いのでその辺はなんとかなっています。

煙突の掃除や灰の始末なども薪ストーブにはかかせない仕事です。めんどうな仕事は多いのですが、それでもやっぱり火を焚きたい!
来年も再来年も、更に年老いてもこの薪ストーブをフル回転させるには、1年中こまめに良く動くことのできる丈夫なアリにならなくてはなりません。
大平幸子
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by jogikai | 2014-02-05 23:13 | 暖かく・涼しく | Trackback | Comments(0)  

シンプルな住まい

ただいま、自宅建築中です。
紆余曲折ありましたが、最終的に板倉構法を選択。
柱と柱の間に厚さ3㎝のスギの板を落とし込んで壁を造る構法です。
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内部はスギの板そのままの仕上げも可能で、いたってシンプル。
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ただし、板壁は山小屋風になるので、それが好ましくない場合は漆喰仕上げも可能です。
わが家の場合は、個室は板壁、リビングや玄関など共用部分は漆喰を塗ることに。
床は無垢の板(ヒノキ)、天井は張りません。

夏を旨として、南北と上下に風を通すことを考慮した間取りにしました。
南北の窓と地窓と高窓。
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(南の縁側から北側の窓を見る)








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(玄関横の地窓)








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(ロフトの高窓)
地窓=>吹抜=>高窓 に風が流れよう...







完成は8月半ば予定。
木材の調湿性と風の通る間取りで、果たしてクーラー無しの生活ができるか?

松岡利香
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by jogikai | 2013-06-16 09:57 | 暖かく・涼しく | Trackback | Comments(0)  

涼を楽しむ

猛暑・酷暑・熱暑・激暑・・・の日々でしたが、皆さま、どのように過ごされましたか。
南国育ちの私は、仕事中もエアコンをほとんど使いません。
色々挑戦した暑さ対策、今年バージョンをお話しましょう。

♪肌と目で涼を楽しむ
お馴染のゴーヤのグリーンカーテンを東の窓に。
果実は収穫できなかったのですが、いい加減な水やりにもめげず順調に成長してくれて、日除けの目標は達成。緑を通る風は、涼しいです。
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♪目で涼を楽しむ
隣地建物に囲まれた小さな庭の楓の足元に、水連鉢を埋めました(上部写真の中央左)。
わかぎ、ホテイアオイ、本菖蒲を入れ、メダカとヤマトヌマエビを飼いはじめました。
休日の昼下がり、メダカが遊んでいるのが、見えますか?
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♪耳で涼を楽しむ
南部鉄の風鈴を庭の枝にかけて~。

♪目で涼を楽しむ
出窓に、水槽を。
伊豆の田んぼで拾った流木を入れて。
陽が差すと、植物の光合成で、小さな泡がプクプク・・・と上がっていき、
魚がいなくとも、それを見ているだけでも、涼を感じ、落ち着きます。
これから主役のメダカとエビが入居し、循環型の水の住まいになります。
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♪肌で涼を感じる
なんといっても今年の暑さ対策の大ヒットは、業務用の換気扇を取り付けた事。
パワフルな換気能力で、室内の熱気を一挙に、外部に排出します。
扇風機は、いくら回しても部屋の空気を混ぜているだけで、室温を下げる役目はありませんが、換気扇は違います。
常時点けっぱなしで電気代が気になりますが、空気が常に動いており、微かな空気の流れを感じます。
室温30℃以下なら、扇風機はなくてもOKです。
(本当は、暖気が溜まる天井際に設けたいところ。実は、穴を開けたら筋交いが!唐辛子の飾りものは、その穴隠し。)
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♪肌で涼を感じる
吹き抜けの壁に取り付けた扇風機。こちらも今年デビュー。
猛暑の時は、大活躍。首振りで回していると、音も静かなので、まるで自然風のようです。
優しく吹く頭上からの風は、発熱量の多い頭を冷やし、快適です。
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あれこれ、挑戦した暑さも、もうすぐ終わろうとしています。
住まいの工夫は、結果が具体的にあらわれるので、面白いですね。
シンプルでエコな住まいに少~し近づいたかな、と思っています。

日中の暑さに比べ、朝夕が冷えますので、お身体にご注意くださいませ。
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by jogikai | 2012-09-18 00:57 | 暖かく・涼しく | Trackback | Comments(0)  

風の道

 今日は、びっくりする程涼しい東京ですが、いよいよ夏本番です。
「今年の夏はエアコンいらずなんですよ!」とは、昨夏の今頃、以前リフォームした建て主さんから届いたメールのタイトルです。

 3年ほど前に暮らしの見直しに加えて、最小限の省エネ改修と耐震改修をしました。
 温度ロガーもお渡しして温熱環境を計測してもいただいていたのですが、「夏はやっぱりエアコンつけたら気持ちいいのでつけちゃっているのですよ~」と言われていたのです。
 
 けれど。。ここからが感激!

「昨年(一昨年)は、昼間は暑い熱を部屋に入れないようにと窓を開けずにエアコンをつけていましたが、今年(昨年)は風の通り道をつくりエアコンなしで生活したという方の方法をテレビで見て(NHKの宿谷先生出演の番組でした。マンションでも窓に遮光ネットを付け、風の道を確保できるよう窓や扉を開け、扇風機を利用して風の道を誘導するように置けば、実際にかなり風が流れ、涼しく感じることができることを実演されていました。)、まねてみたら、本当にエアコンをつけなくても昼間でも過ごせてます。
 北側の窓と階段の窓を開けて風の道をつくっているだけです。やっと射熱塗料を塗ったりの効果を味わっています」

 とのこと。。

 e0264942_17441022.jpg さて、私たちが熱的に不快かどうか感じる要素は、以下の6つ。

 1.代謝熱
 2.着衣の量
 (以上は人体側)
 3.放射温度(周壁平均温度) ↑この影響が一番大きい
 4.空気温度
 5.空気湿度
 6.気流速          ↑この影響が二番目に大きい
 (以上は環境側)

 ですから、夏は日射遮蔽+風の道の確保 は必須。
 風の道も平面的(平面の場合はできれば対角線上に配置)だけでなく、立体的(天窓や高窓、階段など)につくります。
 オーニング窓やヨロイ雨戸などで、就寝時不在時でも多少は開放して置けるようにするのがおすすめです。
 また、夜間もしっかり通風し、冷たい空気を貯めておけるところ(土間コンクリートなど)を家の中につくっておけば、次の日の午前中くらいは涼しく暮らせます。

e0264942_17435240.jpg ちなみに築27年の我が家では、6月になると、小屋裏の換気扇のスイッチをオンにして常時排熱。
 そして、昼間も夜間も書斎と寝室の南側のテラス窓をヨロイ雨戸で全開にします。
 いよいよの真夏日対策は、寝室の入り口ドア付近に扇風機を置いて、風の道を2階の高窓やジャロシー窓に向けてつくっています。
 寝室の南側の窓前の半分は、実のなる木と雑草のお陰で万年緑のカーテン効果です。但し冬は日差しが減って寒い(笑)ですが。。

 木村真理子
 
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by jogikai | 2012-07-20 18:15 | 暖かく・涼しく | Trackback | Comments(0)  

住まいの夏支度

梅雨独特の不安定なお天気が続いていますが、もうしばらくで本格的な夏がやってきます。

昨年に続き節電が叫ばれる中、「高効率のエアコンに買い替えを!」の声を尻目に、エアコンは最終手段と考えるわが家では、いくつかの夏支度=暑さ対策を済ませました。


そもそも、節電のこと以前に、クーラーで夏は体調を崩しがち…という人、多いですよね。

人の快・不快を左右する温度環境って、実は壁、床、天井、窓から人体に届く放射熱が大きく影響することは、あまり意識されていません。

太陽に照らされた壁や窓や屋根からの熱が床や天井まで熱して、室内にその熱を放出しています。
その放射熱をそのままに、空気だけを冷やす働きのエアコンで快適環境を作り出すことは実は難しい。

出力一杯にフル稼働させ、必要以上に室温ばかりを下げてしまうことになります。
結果、足元は冷え、天井や窓からは熱気を受ける…といった、体を混乱させてしまうような環境に陥りがち。

だから、全面的にエアコンに頼る前に、室内に入ってくる放射熱を減らす住まいの工夫が必要なのです。


わが家(マンション)で毎年やっている、夏に備える放射熱(暑さ)対策をご紹介します。

窓に簾、ベランダに遮光ネットです。
e0264942_11164468.jpg日射は、窓ガラスを通して室内に入ってきてから遮っても、熱が伝わるのを防ぐ効果はあまり期待できません。窓の外で遮る、これが効果大。
ベランダ見える黒い幕が遮光ネットです。思ったほど室内を暗くすることはありません。

そしてお馴染み緑のカーテン
e0264942_111618.jpgアサガオ、ゴーヤ、きゅうりなど、5月に植えると7月末くらいから、役に立ちます。
遮光ネット同様ベランダ床への日射を防ぐ効果と、水分の蒸散による気化熱の働きで、辺りの空気を冷やしてくれるところが、植物のエライところ!

玄関の内戸を網戸に入れ替え
e0264942_11165579.jpgこれでドアを開け放しておいて、南北の風を通すことができ、快適。

照明器具の電球を、ハロゲンからLEDに交換
e0264942_1221171.jpgランプの温度を測ってみたら、ハロゲンが100℃を超えているのに対し、LEDは30℃程度。
この差は見逃せません。


これらのささやかな工夫でも、かなり違いがあるはず!と思って実践しています~。
たまにエアコンを使うにしても、つけっぱなしの生活は免れています。

どれもまだ…という方、まずは簾、ランプ交換あたりからお試しあれ!

勝見紀子
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by jogikai | 2012-07-12 12:43 | 暖かく・涼しく | Trackback | Comments(1)