カテゴリ:まちづくり(地域育て人育て)( 4 )

 

リノベ―ションで優しく

お隣で解体が始まりました。

軽量鉄骨の2階建てです。

ショベルカーでの解体は、隣地まで揺れます。地震のようです。

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振動に不安を感じていたら、今春完成した保育所を思い出しました。

隣と同じ軽量鉄骨2階建てですが、壊さず、用途変更とリノベーションで保育所を造りました。

元は、老人ホームの陶芸教室でした。

老人ホーム2棟、保育園1棟が建つ敷地2700坪の一角に在ります。


外観や玄関戸・窓には手を付けず、アプローチだけを杉の無垢材で、保育所として必要な機能を加えました。

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 ←古い万年塀は壊さず、

 

 ↓杉板の塀を手前に新設。

  (奥正面は老人ホーム)



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内部は、もちろん間仕切壁は撤去しましたが、床組や壁下地は再利用です。

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これは、乳幼児12名の小さな事業者内保育園です(地域住民も申し込めます)

新築の保育園は、土地・資金の確保や工期、住民の理解など、完成までハードルが高いですが、このような既存建物を利用した小さな保育所なら、騒音・振動や廃棄物量の面で環境に優しく、短期間で造れます。

リノベでの小さな保育所つくりは、首都圏の保育園不足の解消の一助となるのではないでしょうか。

加部千賀子/一級建築士


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by jogikai | 2017-08-15 20:33 | まちづくり(地域育て人育て) | Trackback | Comments(0)  

春の宿場まつり

2/25(土)26(日)の二日間、私の自宅と事務所のある越谷市で春の宿場まつりが行われました。
越谷市はかつては日光街道の宿場町として栄えた街です。
昔の面影の残る蔵や古い木造住宅は少なくなってきましたが、越谷在住の若手を中心に古い建物の保存・利活用が進められています。
春の宿場祭りでは、地元のハウスメーカーの協力で補修されて利用できるようになった旧大野家(はかり屋)で、若手のものづくり作家を集めて「はかり屋 クリエイターズヴィレッジ」というイベントが行われました。
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名物のひな飾り、吊るし雛が展示され、他にも街並みガイドツアーや音楽イベントなども行われました。

古い建物の利活用の例として、江戸時代末期の蔵「油長内蔵(あぶらちょううちぐら)」が改修されて、まちづくり相談処「まち蔵」として現代によみがえりました。

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越谷は歴史のある街ですが、都心へのアクセスが良い為、新しく住人になった人が人口の約半数という新しい街でもあります。
のんびりした性格の越谷人たちは、名産品の葱も、ひな人形も、本来はルーツであるのにアピール力がないせいでこれまで有名になれずにいました。
しかし人的資産は捨てたものではなく、街を愛して街づくりをすすめる若手プレイヤーを着々と輩出しています。

まちづくりの団体は、商工会をはじめ、勉強会メンバーや個人の団体など、私が知っているだけでもいくつもあります。
メンバーは、レストランシェフ、市議会議員、子育てしているママたち、歯医者さん、商店主、市の職員、建築家、カフェ店主、八百屋さん、サラリーマン・・・といろいろ。
そこに暮らしていれば、いつでも誰でも、昔からここに住んでいる人でなくても街づくりに参加出来るという自由さが、この気運を生んでいるように思えます。

これから花の季節がはじまり、見どころもたくさんの街です。
みなさま、どうぞ埼玉県越谷市に遊びに来てください。

【松山千晶】



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by jogikai | 2017-02-28 15:13 | まちづくり(地域育て人育て) | Trackback | Comments(0)  

愛媛県・内子町へ

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先日、愛媛県・松山へ出張の折に、内子を訪ねました。
内子は「伝統的建造物群保存地区」に指定されているまち。
写真で見たり噂には聞いていましたが、想像を超える素晴らしいまちでした。
製蝋業(和ろうそく)で栄え、これによって得られた富が建築に投資されて
質のよい建物が建てられたことが現在までまちなみが残された要因、なのだそうです。
とても静かで観光客もまばら、観光地としてではない人々の暮らしも見える、
本当に奇跡的に残されたまちという感じがします。



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内子のまちの中に中学校がありました。↑↑
まち並みに馴染んだ、とても素敵な校舎(吉田桂二さん設計)です。
部活動に来る生徒さんに何人も出会ったのですが、
みんな、‘知らない人’の私たちに向かって「おはようございます!」と声をかけてくれます。
少し距離が離れていても、見つけると帽子を脱いで挨拶してくれた子もいました。
これには本当に感動してしまいました。
こんな光景を見たことがあるでしょうか?
先生も、まちなかで出会った小さなお子さん連れのお母さんも子供たちも、
あちらから声をかけてくれました。
これはいったいなんなんだろう。この差はいったい。。と茫然とする思いでした。
今まで理想として頭で考えていたまちが、現実にあった。。。
やはりお互いのことや街全体のことを考えて造られたまち、それを
守り続けていこうというという気持ちが、人を育てるのではないかと思いました。
知らない人には近づかない、と教えられることも多い中で、実はこういう習慣の方が
子供たちを守ることにつながるのかもしれないですね。
こういった出来事が、内子のまちが他の観光地化された古いまちと何かが違うと思った
理由の一つかもしれません。フェイクではない本当のまち。。。
「~風」や「~ハウス」バラバラのデザインで好き勝手な方を向いた家、緑もなく
コンクリートで埋められた庭、そういう家々が建ち並ぶ住宅街では、こんな光景を見るのは
難しいことなのかもしれません。。。
このことは、今回の旅の中でもとっても心に残る出来事でした。


                                         平間 千恵子

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by jogikai | 2014-05-28 23:00 | まちづくり(地域育て人育て) | Trackback | Comments(0)  

地域社会づくり

写真 のコピー 昨日は、地元町田市で始めようとしている未来プロジェクトのひとつ「地域社会づくり」に向けて、試行版ワークショップのお手伝いとして話し合いの進行を担当していました。
 今後縮小していくであろう税収を効果的で充実したサービスとして展開するために、市民と行政の恊働、公的サービスに民のサービス、自主活動も連携して混ざり合っていく必要があります。
 また、自分たちの地域課題や魅力(売り)を自ら考え実行に移す自治活動が欠かせません。そのための仕組みづくりや意識啓発の試みです。

 たまたま朝、ブランチにあわせてテレビをつけたら、「超少子高齢社会の到来・2030年わが街の未来は」というタイトルで少子高齢時代の自治体と暮らしのあり方について特集していました。
 なんと、先日友人が出席したよと連絡をくれた美しが丘のまちづくりワークショップや二子玉川等の先進事例が紹介されて、まさに、昨日のワークショップで引き出したかった課題や暮らし方の姿勢について話し合われていました。
 これからは、どう対策するかで増々地域差が広がるのでしょうね。

IMG_0784 のコピー 今日の午後は、地元玉川学園恒例の「雛めぐり」ガイドをしてきました。
 まちに点在するギャラリーを、まち歩きを楽しんでもらいしながらめぐる企画です。
 山坂が多く曲がりくねった道の多いこのまちは、慣れないと判りにくいので、案内ツアーを企画しています。年々広まり参加される人が増えているようで、私もボランティアガイドに駆り出されました。
 午前中は60~70名、午後は50名くらいの参加。うれしい悲鳴です。
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 こんなオモシロイおひな様が展示されていました。
 「働く家」は、だいぶ普及してきましたが、「働くおひな様」
 三人官女は、マイペット片手にガラス拭き。五人囃子も、ガラス拭きしたりバイクに乗ったりショッピングカートをひいたりしていました。
 お内裏様は、子守りでしたよ(笑)

 開催期間は、
 2月15日(金)~3月3日(日)午前10時~午後5時/月曜休み です。
 みなさん、どうぞお越し下さい。

 木村真理子
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by jogikai | 2013-02-23 16:44 | まちづくり(地域育て人育て) | Trackback | Comments(0)