住まいの夏支度
2012年 07月 12日
昨年に続き節電が叫ばれる中、「高効率のエアコンに買い替えを!」の声を尻目に、エアコンは最終手段と考えるわが家では、いくつかの夏支度=暑さ対策を済ませました。
そもそも、節電のこと以前に、クーラーで夏は体調を崩しがち…という人、多いですよね。
人の快・不快を左右する温度環境って、実は壁、床、天井、窓から人体に届く放射熱が大きく影響することは、あまり意識されていません。
太陽に照らされた壁や窓や屋根からの熱が床や天井まで熱して、室内にその熱を放出しています。
その放射熱をそのままに、空気だけを冷やす働きのエアコンで快適環境を作り出すことは実は難しい。
出力一杯にフル稼働させ、必要以上に室温ばかりを下げてしまうことになります。
結果、足元は冷え、天井や窓からは熱気を受ける…といった、体を混乱させてしまうような環境に陥りがち。
だから、全面的にエアコンに頼る前に、室内に入ってくる放射熱を減らす住まいの工夫が必要なのです。
わが家(マンション)で毎年やっている、夏に備える放射熱(暑さ)対策をご紹介します。
窓に簾、ベランダに遮光ネットです。
日射は、窓ガラスを通して室内に入ってきてから遮っても、熱が伝わるのを防ぐ効果はあまり期待できません。窓の外で遮る、これが効果大。
ベランダ見える黒い幕が遮光ネットです。思ったほど室内を暗くすることはありません。
そしてお馴染み緑のカーテン
アサガオ、ゴーヤ、きゅうりなど、5月に植えると7月末くらいから、役に立ちます。
遮光ネット同様ベランダ床への日射を防ぐ効果と、水分の蒸散による気化熱の働きで、辺りの空気を冷やしてくれるところが、植物のエライところ!
玄関の内戸を網戸に入れ替え
これでドアを開け放しておいて、南北の風を通すことができ、快適。
照明器具の電球を、ハロゲンからLEDに交換
ランプの温度を測ってみたら、ハロゲンが100℃を超えているのに対し、LEDは30℃程度。
この差は見逃せません。
これらのささやかな工夫でも、かなり違いがあるはず!と思って実践しています~。
たまにエアコンを使うにしても、つけっぱなしの生活は免れています。
どれもまだ…という方、まずは簾、ランプ交換あたりからお試しあれ!
勝見紀子
by jogikai | 2012-07-12 12:43 | 暖かく・涼しく | Trackback | Comments(1)