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風の通る住まい

「家の作りやうは、夏をむねとすべし」とは徒然草の一節。
昨年、自宅を建築した際「風が通り夏に(なるべく)エアコンなしで過ごせる住まいを」と考えました。

1.南北の風
1階は続き間で構成し、南北の通風を遮る壁を極力設けないようにしました。
2階は個室が必要なため続き間にはできませんでしたが、建具を開ければ廊下を介して風が通る配置を心掛けました。

2.上下の風
天井付近にたまった暖かい空気を排出するための高窓と温度の低い外気を取り込むための地窓を設け、吹抜を介して風の通り道を確保しました。
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3.建具
大きめの外部建具は格子網戸にして風を取り入れつつも防犯性を確保。
内部の建具は格子に障子がはめ込まれている古建具を使用しています。
障子は着脱式となっており(建具替えとまではいきませんが)夏は障子(一部)を取りはずしています。
(町家などで行われる建具替え=夏に襖や障子を簾戸に替えて風通しをよくする)
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4.軒と植栽
軒の出をある程度深くしており、夏の日射は遮り、冬の日射は室内に差し込むようにしています。
家の周辺に木やグランドカバーの草を植えていることも効果的だと思います。

[結果]
エアコンは設置していませんが「絶対にエアコンを使わない」などと意気込んでいるわけではありません。不快に感じる程の暑さになったらいつでもエアコンを取付けようと思ってはいるのですが、今年は未だ不快な暑さに達した日がありません。
(風呂上がりなどは扇風機を使っていますが、弱で十分な涼しさです)

[おまけ]
「夏仕様の住まいなら、冬は寒いのだろう」と思われるかも知れませんが、昨冬はそれ程でもありませんでした。
さすがに暖房不要とまではいきませんでしたが、小さなアラジンストーブ1台で過ごすことができました(広さは30坪程度)。
断熱材ウッドファイバー40㎜のみですが、板倉構法なので落とし板(スギ材30㎜)の断熱性や熱容量もプラスに働いているのではないかと思われます。

松岡利香
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by jogikai | 2014-08-19 23:09 | 暖かく・涼しく | Trackback | Comments(0)  

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