
蔵造りの町並みを見ることが出来る川越に予定もあって行ってきました。
我が家から車で20分程度の距離なので、地元に近い感覚でよく行き来します。
現在、時の鐘は耐震補強工事で囲いに覆われて見ることが出来ませんが、4月から旧山崎家別邸が開館しましたので見所満載です。

旧山崎家別邸は『亀屋』五代目である山崎嘉七氏の隠居部屋として建てられました。
保岡勝也が設計。住宅や数寄屋設計者として知られています。


和館、洋館ともに各所に設計者の遊び心の入った設えになっています。これからの季節写真のような場所で涼を取るというのも、晴れた日にはちょうど良い陽射しの入り具合が心地良く感じます。
市指定文財や名勝地にもなっています。
また、近くの川越氷川神社では風鈴飾りの季節になりました。

境内から少し歩いたところにあります『結びカフェ』今の季節限定のスィーツはマスカットのショートケーキ。
造作材などは杉板を重ねたパネルで作られているようでした。防火生や耐震性を兼ねた構造用面材。
自然材や新建材にしても取り上げればキリがないほどありますが、加工のし易さ、持続性、耐久性、コストなど気になるところはたくさんあります。川越はひとまわり歩くと、煉瓦造りやハーフティンバーの洋館、純木造建築や蔵造り。色々な建物を探訪できます。
未だ、埼玉にはどんな見所があるのか?と聞かれることが多いので、我が街『埼玉』の名所を書いてみました。
小林輝子