春の宿場まつり
2017年 02月 28日
越谷市はかつては日光街道の宿場町として栄えた街です。
昔の面影の残る蔵や古い木造住宅は少なくなってきましたが、越谷在住の若手を中心に古い建物の保存・利活用が進められています。
春の宿場祭りでは、地元のハウスメーカーの協力で補修されて利用できるようになった旧大野家(はかり屋)で、若手のものづくり作家を集めて「はかり屋 クリエイターズヴィレッジ」というイベントが行われました。

古い建物の利活用の例として、江戸時代末期の蔵「油長内蔵(あぶらちょううちぐら)」が改修されて、まちづくり相談処「まち蔵」として現代によみがえりました。

のんびりした性格の越谷人たちは、名産品の葱も、ひな人形も、本来はルーツであるのにアピール力がないせいでこれまで有名になれずにいました。
しかし人的資産は捨てたものではなく、街を愛して街づくりをすすめる若手プレイヤーを着々と輩出しています。
まちづくりの団体は、商工会をはじめ、勉強会メンバーや個人の団体など、私が知っているだけでもいくつもあります。
メンバーは、レストランシェフ、市議会議員、子育てしているママたち、歯医者さん、商店主、市の職員、建築家、カフェ店主、八百屋さん、サラリーマン・・・といろいろ。
そこに暮らしていれば、いつでも誰でも、昔からここに住んでいる人でなくても街づくりに参加出来るという自由さが、この気運を生んでいるように思えます。
これから花の季節がはじまり、見どころもたくさんの街です。
みなさま、どうぞ埼玉県越谷市に遊びに来てください。
【松山千晶】
by jogikai | 2017-02-28 15:13 | まちづくり(地域育て人育て) | Trackback | Comments(0)