水切りかご考
2017年 09月 16日
機器類、シンク、カウンター、収納部など、少々の「こうすればよかったな~」はあるものの、概ね使い勝手よくいい付合いをしています。
これまで、引出しの内容物入れ替えや、新たに加わった家電品や調理器具の置き場確保など、小さな模様替えを繰り返して今に至っています。
食器洗いスポンジをいろいろ試してみたり、あまり使わない鍋に見切りを付けたり、なんていうのもあり、調理そのもの以外に、キッチンを自分流にカスタマイズしていくのも楽しいキッチンライフの一つです。
さて近頃気になっていたのが、シンク横の水切りかご。
食器洗いは洗浄機をメインにしているのですが、機械に入れられない材質のものや、使ったら洗ってしまわないと邪魔な調理道具、少量の食器などはやはり手洗いする必要があります。そのためにステンレス製の水切りかごを置いていたのですが、いつも何か食器が載ったままで雑然としているのが残念な感じでした。
これをやってこなかったので、水垢は布巾で拭いた程度では取れなくなっていました(トホホ)。
水を受け流すプレートも、放っておくとぬめりが出てくるので、洗い流さなくてはならないのですが、大きいので水は飛び跳ねるし、ガチャガチャ大げさな音を立てるしで、ついつい放置してしまうのです。
そして、この汚れたかごに洗った食器を置くのもどうなんだ?!との思いも湧いてきて、水切りかごを置かないことにチャレンジすることにしました。
のはずだったのですが、家族には不評でした。
「コップを洗うたびに布巾を用意するのは面倒」
「しばらく水を切ってから片づける方が合理的」
「食器の量が多いときに平置きすると崩れる」
などなど。
話し合いの結果、私一人が使うキッチンではないので皆の意見を入れ、水切りかごは復活することとなりました。
ただし前の経験を生かし、ステンレス製は選ばないことに。
もう一点、サイズの大きなものもNGです。
水を下に落としトレーで受けるという発想でなく、食器から垂れた水は傾斜する底面で受けてシンクへどんどん流してしまう、といったつくりです。
前のカゴの半分の大きさなので、調理時の作業面が増えたのも利点でした。
水切りかごに限らず、気になっていることがあればちゃんと考えて見直してみる。
その積み重ねで「使って楽し、見ても楽し」の我が家のキッチンに近づいていくことでしょう。
勝見紀子/一級建築士
by jogikai | 2017-09-16 14:37 | 出す・しまう | Trackback | Comments(0)