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木の家

今年、年明け早々に竣工する物件。
昨日、現場監理に行ってきましたので、書かせていただきました。
2月にお引き渡し予定です。
コロナ渦で工期が9ヶ月かかっていますが、そのぶん、職人さん達が丁寧に仕上げてくださってます。
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室内も、段ボールなどをまとめて、来週にはクリーニングができる予定。
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左官工事は、LDK・個室・玄関(天井・壁の漆喰)、玄関・浴室・洗面・ユーテリティ(壁・床の磁器タイル・モザイクタイル)と左官屋さんの出番が多く、1ヶ月半ほどの工期。
じゅうぶんな工期があったので、よく出来たと左官屋の親父さん。モザイクタイルを貼る部分が広範囲なので、タイル割を設計段階でもしていましたが、目地が床も壁も通るように。タイルの半端をなるべく出さないように、現場で何回も現調打ち合わせして仕上がりました。

左官屋さんから、汚れ難い壁仕上げやお手入れ方法、○秘テクニックなど教えて頂く時間も充分取れて、毎回、私の現場監理の時に一緒に参加している施主さんも満足度が高い家づくりとなっています。

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それならば、と建具屋さんも張り切ってくださり、使用する金物がどんなところにどう取り付けられて、どう機能するか?
メンテナンスやお掃除方法などを施主さんに説明。

木製雨戸も、設計ではなるべくコストを抑える方向で図面を描いて居ましたが、鍵をサルとネコでやってくださるとのこと!古民家再生では、そのようにしますが、新築で作っていただけるとは思いもしませんでした。

しかも、工事が進行しながら、各職人さんと施主さんが接する時間がこんなに長い現場は、私ははじめてです。
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雨戸はステンレス製の戸車。
玄関や扉などに使用する金物は真鍮製です。
どこにどんな材料が使われて、どう施工されたのか?ということが施主さんは把握出来て、楽しく、安心感が得られていると言います。

昨年に引き続き、新築物件の計画、着工、お引き渡しが続いていますが、外出などの自粛が各県で出される中、住まいでの暮らしを大切に、心地良く過ごして頂けるものになれば嬉しいです。
建築士として、できることは、家をつくることばかりではないと思って居ます。私にできることは、住まいづくりのお手伝い&暮らし方を通して、暮らしを豊かに出来る事かと思っています。

アトリエきらら一級建築士事務所 小林 輝子

by jogikai | 2021-01-10 09:04 | つくる・食べる | Trackback | Comments(0)  

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