つかず離れず暮らす家 ―85才の母と建て替え(その2)
2021年 09月 15日
◇吹抜けと母の部屋

1階は母の部屋とサニタリー(浴室・洗面脱衣室・トイレ)、キッチン、リビングダイニング。2階は、週末以外はこの家で暮らす長男夫妻の生活空間です。
吹抜けは暖気が抜ける欠点はありますが、お互いが気配を感じつつ、生活領域を保つ大事なツールです。
◇LDに面する母の部屋

◇4畳半の母の部屋

母の部屋からトイレを見る

母の部屋:長年愛用のミシン、額は母の父親の書
4畳半の和室にはお母様にとって大切なものを全て集約し、手の届くところに配置しています。
和室からトイレに直結し、脱衣室・浴室へと繋がります。
材料は檜・珪藻土など、以前の家のように自然素材の造りです。
新居で、生き生きと暮らすお母様のご様子は、長年培った空間体験を持続することの重要さを改めて実感いたしました。
加部設計一級建築士事務所 加部千賀子 / 撮影者:栗原宏光
by jogikai | 2021-09-15 08:00 | 寄り添う・看る | Trackback | Comments(0)