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古き良きものを生かしたリフォーム

都心の住宅地にある築41年の二世帯住宅。両親が亡くなり、三人の子供も自立。今後は自分たちの趣味を楽しみながら快適に暮らしたいと云うリフォームの事例です。奥行きの深い1階のスペースで大きな比重を占めていた車庫をやめて、玄関・ギャラリーにしました。Aさんは子供が独立したら、ここを皆が集まる拠点にしたいという夢がありました。友人を招いて、お酒を飲んだり、美味しいものを一緒に食べたり。趣味で収集した器は飾るだけではなく、使いながら愛でる、そんなコミュニテイスペースにしたい。玄関のギャラリーは、季節毎に相応しい収集品の器や絵画の展示を入れ替えて楽しみたいとのことでした。
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車庫の既製品サッシュの内側に障子を引き込んである。

展示カウンターの下は引き違いの板戸の靴入れ。


また今回はAさんの親戚の家にあった古い建具を部分的に再利用しています。建て替え時に廃棄処分になってしまいがちな建具ですが、譲り受けて加工を施し、寸法を調整すれば充分、蘇ります。昔の建具には、手の込んだ繊細な細工が施されていて、時間を経た木が持つ深い味わいがあります。使い方によっては、民芸調で重い感じになりますが、新しい素材と組み合わせると新鮮な魅力が生まれます。

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ケヤキの式台を再利用した贅沢な食卓。キッチンは対面式でカウンター下を

食器戸棚として活用。(2階居間・食堂・キッチン)

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階段開口部内側に引き戸で全開できる斬新なデザインの組子障子

を設えてみた。階段手摺りには組子欄間(一重菱)
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食器戸棚の建具は

細工物の書院格子のガラス戸


写真と文:鈴木久子/一級建築士事務所 鈴木久子建築設計室



by jogikai | 2021-10-01 08:00 | リフォーム | Trackback | Comments(0)  

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