サンルームで室内干し
2023年 06月 01日
写真1)2階のサンルーム(撮影:赤木香菜子)
我が家のサンルームの話です。もともとは、1階の屋根にのっかっている約4帖大のバルコニーでした。1階部分は親世帯の寝室の一部です。
2世帯リフォームを考える際に、1階が親世帯、2階が私たちの世帯と分かれて暮らすことになるので、2階にも物干しスペースは必要。また、共働きの我が家では、急に雨が降ってきたときに洗濯物が取り込めない状況なので、いっそのことバルコニー部分をサンルームとして建築することにしました。室内干しの利点として考えられることは、雨でも干しておける、花粉が付かない、夜に洗濯しても干すときに安全など。
東側と南側には、FIXの窓と横すべりの窓を上下に段窓サッシとして、それを5カ所L型に配しました。さらに、より効率的に日差しを取り込み、換気もできるように天井に2個のトップライトも付けました。
トップライト(撮影:Kota Takeishi (VELUX))
床は、300□の磁器タイルを圧着貼とし、濡れた水着や上ばきから水が垂れても大丈夫なように仕上げました。子どもが成長する段階で、水彩画や水を使う遊びにも対応できると考えました。
サンルームの床タイル(撮影:Kota Takeshi (VELUX))
写真4)物干しワイヤー(撮影:赤木香菜子)
失敗したことは、トップライトの開け閉めを手動にしてしまったこと。電動で開け閉めできるものは、開けたままで雨が降ってきても、センサーが内蔵されているので、自動で閉めてくれるのですが、手動は自分で閉めないといけません。結果、開けたまま出掛けられないということになりました。建物の他の部分もほぼ全てリフォームする大規模な計画だったため、当時は予算が足りず、削ってしまった項目だったのですが、ちょっと後悔しています。
文: 赤木香菜子 / 一級建築士
設計:赤木Y&K設計室
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by jogikai | 2023-06-01 08:00 | 住宅設計 | Trackback | Comments(0)