「世界一周旅の途中で見た素敵な建築 ~オスカー・ニーマイヤーの美術館とサンバカーニバル in ブラジル~」
2023年 12月 31日
息子の住んでいたサンパウロからリオデジャネイロへ、サンバカーニバルを見に国内線の飛行機で向かいました。
写真1:リオデジャネイロ 俯瞰
リオのサンバカーニバルは世界的に知られたイベントですので、観光ホテルのほとんどは1週間単位の宿泊しか受け付けません。
その上、宿泊料金はとても高いのです。
そこで、観光客向けではないいわゆるビジネスホテルを予約しました。
行ってみると、地方からサンバカーニバルに参加しに来た踊り子達が宿泊していたホテルでした。
カーニバルは祭り専用に作られたスタジアムで行われ、夕方から夜明けまで何万人という踊り子が踊ります。
観客席は1晩当たり1人約3万円もするのです。
私たちはせっかくなので、観客席で夕方から鑑賞して、夜明けにホテルに戻りました。
帰る道端には、役目を終えたカーニバルの衣装が何着も脱ぎ捨てられていました。
ホテルで小休止してからリオデジャネイロの向かい岸にある「ニテロイ」地区にフェリーで向かいました。
そこにあるオスカーニーマイヤーの「現代美術館」を見に行くためです。
写真2:リオとニテロイの位置図
港から岬を廻ると、遠くに宇宙船のような美術館が見えてきます。
写真3:現代美術館 遠景
宇宙船から赤いリボンが垂れ下がっているようなエントランスを通り、入館します。
写真4:現代美術館
中に入っても、美術館というより宇宙船の中から見る風景が広がり、その景色があまりにも印象的だったので
2階に展示されていたはずの、現代アートの記憶は残りませんでした。
写真5:現代美術館インテリア
写真6:現代美術館断面 現代美術館HPより
ブラジルは近代的な建物がある一方、大都市リオでも上下水の整備が遅れていて、トイレには紙を流すことが出来ません。
また、有名なコパカバーナの海岸から見上げる丘には悪名高きファベーラと呼ばれるスラム街が広がっています。
夜になると明かりがとてもきれいですが、彼らは電気料金を払っておらず、電気を盗み暮らしていると聞きビックリでした。
この後、アルゼンチン、オーストラリアを廻り、世界1周は完結したのでした。
オスカー・ニーマイヤー ウィキペディア(Wikipedia)
文・写真 山本典子 /一級建築士
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by jogikai | 2023-12-31 06:00 | 散歩・旅行 | Trackback | Comments(0)