ルーターのしまい場所 作り付け家具で
2024年 04月 15日
WIFIのルーターやスマホ充電器などIT関連の機器やケーブル。
ごちゃごちゃしてなかなかすっきりおさまりません。リフォームの時はルーターをどこに置くのが使いやすいか?を考えるチャンス。電子レンジや、炊飯器などの「家電の指定席」のように「ルーターやケーブルの指定席」もどこかにほしいです。このお宅では、建主さんといろいろ考えて、キッチンに面したカウンターに指定席を作りました。
リフォーム前
ルーターのような新しい機器は置き場所がないので、このお宅のようにカウンターやワゴンに置いてあるのをよく見かけます。
ルーターはワゴン下段の埃よけの白い布の中に入っていました。
ワゴンのそばには電話や住所録もあり、暮らしの情報コーナーでした。
リフォーム後
キッチンカウンター下の棚にルーター指定席を作りました。
今までの位置に近いので、新しい暮らしにもスッと馴染めそうです。
ルーター置き場の条件
ケーブル類はごちゃごちゃするので隠したい。ルーターは精密機器なので、埃が入らないように扉がほしいが、時々チェックしたいので簡単に中を開けられるようにしたい。夏場は熱がこもらないように風通しも良くしたい。生活を支える道具なので暮らしの中心に置きたい…などなど。
扉は杉の集成材の厚板を大工さんにカットしてもらい、ローラキャッチで取付ただけの簡単な作りです。
熱がこもらないように扉には穴を開けました。ルーターの作動状態がわかるようにランプの位置に合わせて穴を縦長にしたのは、建主さんのアイデア。棚内部の各種配線やコンセントは、どこからでも使えるように、棚板にもコードを通す穴を開けてあります。スマホの充電コーナーとしても活躍。
扉は取り外し可能。 固定電話や地域の名簿などもここに。
文・写真:西岡麻里子 一級建築士 アトリエ楽一級建築士事務所
* * * * * * * * * * * * * * * * * *
by jogikai | 2024-04-15 08:00 | 出す・しまう | Trackback | Comments(0)