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縁側を楽しむ

古い民家のリフォーム

6畳と8畳の畳の続き間を30㎜の杉板の縁甲板張りにし

間仕切りの建具をなくして大空間にしました。

縁側は1,2m程の幅だったのを2,0m程に広げ

くつろげるスペースとなりました。

縁側を楽しむ_e0264942_21415212.jpg

縁側から庭を望む

座敷の天井裏には使われていない謎の空間があり、

そこに洋室と1階を見下ろせる吹抜けを設けました。

冬場は、床下に暖かい空気を送って床暖房しているので

大空間も暖かく過ごせます。

縁側を楽しむ_e0264942_21415916.jpg

1階の続き間から吹抜けと2階洋室を見る

そして・・・

この家は夜景も楽しむことができる。

透明ガラスは暗い方から明るい方を見るとよく見える。

昼間は室内から外はよく見えるが、外からは見えにくい。

逆に夜は室内から外は見えにくいのに、外からはよく見える。

見えていると見られている気がして、透明ガラスを避ける人がいるが、

窓から外の緑が見えると心なごみます。

外からも見られていいように窓辺をしつらえたいものです。


縁側を楽しむ_e0264942_21420519.jpg

建物の夜景を楽しむ

文・写真:矢賀部雅子 一級建築士/アトリエRAUM一級建築士事務所


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※『女性建築技術者の会(通称:女技会)』とは、
建築に関連する様々な仕事を持つ女性が主体的に運営する任意団体です。
 女技会のホームページは→コチラ


by jogikai | 2024-07-01 08:00 | 住宅設計 | Trackback | Comments(0)

 

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