縁側を楽しむ
2024年 07月 01日
古い民家のリフォーム
6畳と8畳の畳の続き間を30㎜の杉板の縁甲板張りにし
間仕切りの建具をなくして大空間にしました。
縁側は1,2m程の幅だったのを2,0m程に広げ
くつろげるスペースとなりました。

縁側から庭を望む
座敷の天井裏には使われていない謎の空間があり、
そこに洋室と1階を見下ろせる吹抜けを設けました。
冬場は、床下に暖かい空気を送って床暖房しているので
大空間も暖かく過ごせます。

1階の続き間から吹抜けと2階洋室を見る
そして・・・
この家は夜景も楽しむことができる。
透明ガラスは暗い方から明るい方を見るとよく見える。
昼間は室内から外はよく見えるが、外からは見えにくい。
逆に夜は室内から外は見えにくいのに、外からはよく見える。
見えていると見られている気がして、透明ガラスを避ける人がいるが、
窓から外の緑が見えると心なごみます。
外からも見られていいように窓辺をしつらえたいものです。。

建物の夜景を楽しむ
文・写真:矢賀部雅子 一級建築士/アトリエRAUM一級建築士事務所
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by jogikai | 2024-07-01 08:00 | 住宅設計 | Trackback | Comments(0)