防災から見たマンションリフォーム 「終の棲家へ」
2024年 09月 01日
地震が気になる、この頃です。
以前、「終の棲家へ」としてリフォームしたマンションですが、防災の冊子に実例として掲載されましたので、防災の観点で、ご紹介します。
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築25年、住み慣れた3LDKのマンションですが、段差が多く、キッチンは行き止まり、風通しがわるく、玄関は狭く・・・などなど、住みづらさを感じていました。
共働き夫婦は、転居は考えず、スケルトンリフォームを選びました。
▲リフォーム前
▲リフォーム後
フラットに続く床、倒れない作り付け家具、見通しが効いたつくりは、
気持の上でもバリアーが無く、安全に暮らせます。
▲リフォーム前
狭い玄関。靴があふれ、宅配通い箱の置き場もありません。
▲リフォーム後
広々とした玄関、靴や通い箱が十分仕舞える収納、手摺やベンチ。
▲リフォーム前
▲リフォーム後
北側の書斎スペースを玄関納戸に。土足空間で、防災用品や保存食、根菜類やビール、そして資源ごみなどを置き、キッチンのバックヤードになります。発災時、直ぐ探せます。
また、縦格子やルーバー窓は、通風がよく、停電時にも役立ちます。
加部設計一級建築士事務所 加部千賀子/一級建築士
撮影者:栗原宏光
by jogikai | 2024-09-01 08:00 | 住宅設計 | Trackback | Comments(0)