風を感じる・・・高原の山荘
2024年 10月 15日
今年も暑い夏でした。わずかな期間ではありますが、高原の山荘でのんびりと過ごすことが、ここ数年の楽しみとなっています。
この建物は、標高1200Mの別荘地にあります。高原で涼しいのでエアコン(冷房)はありません。ちなみに暖房は低温式の床暖房を採用しています。

写真1)緑に囲まれた高原の山荘
自然の風が通るように、開口部には工夫を凝らしました。簡単に言えば入口と出口を作っただけですが、リビングの南側は森を眺めるためにピクチャーウィンドウのFIX窓にしました。

写真2)ピクチャーウィンドウと地窓
そのため風の入口は、ベンチ下部に地窓を設け、出口は吹き抜け天井にトップライト、電動式で雨を感知すると自動で閉まるので安心です。

写真3)トップライトとオーニング窓を開けたところ
また通常の引違窓(避難用)のほかに、オーニング窓も設けています。少々の雨でしたら吹き込むこともありません。
この窓も、建てた当初数年は夏でも寒いくらいでしたので、ほとんど開けることもありませんでしたが、流石にこの夏は大活躍です。
いつまでも自然の風を感じる幸せが続くよう、環境を大事にしていきたいと思います。
文・写真 赤木 裕子/一級建築士
by jogikai | 2024-10-15 08:00 | 暖かく・涼しく | Trackback | Comments(0)