システムキッチン自分仕様
2025年 02月 15日

最近のシステムキッチンは本当によくできていて感心するばかりです。でもリフォームでは、細かい寸法が合わなくて残念な思いをする事もあり、既存のスペースにピッタリ納めるなら、やっぱり造作キッチンかな、と思うことも多かったです。その一方、高性能で価格がリーズナブルな工業製品であるシステムキッチンを、なんとかうまく使いたい!という思いもありました。このお宅はシステムキッチンと現場制作の棚を組み合わせることで、コストを抑えながら、暮らしにあうキッチンを作った、マンションリフォームの例です。

でも配管スペース(PS)が2か所もあり
でこぼこのスペースは現場制作の家具で納めました。

壁に囲まれた既存のキッチン
夕食は料理好きの夫の担当、野球を見ながらの料理を楽しんでいるそうです。お子さんが独立しご夫婦お2人の暮らしなので、居間や食卓と一体の空間になるキッチンにしました。
暮らしはすべて工夫の先にある…建主さんの姿勢
与えられたものをそのまま使うのではなく、常に暮らしやすくする工夫を考える建主夫妻の姿勢に教えられる事が多く、工夫のアイデアは設計にも反映させていただきました。
<+アルファで自分仕様のキッチンにするための工夫のあれこれ>
・フードの脇にどうしてもできる隙間を「ふさぎますかか?」と相談中、「いつも使うプライパンをかけたい」と建主さんの言葉。大工さんにステンレスバーをつけてもらいました。





※同じお宅のブログ記事です。良かったら見て下さい。
「玄関の小さなベンチ」
「ルーターのしまい場所 作り付け家具で」
文・写真;西岡麻里子/一級建築士/アトリエ楽一級建築士事務所
by jogikai | 2025-02-15 20:06 | つくる・食べる | Trackback | Comments(0)