ガウディとサグラダ・ファミリア展
2023年 10月 01日
今回の展示の中で最も興味をひかれたのは、「逆さ吊り実験装置」の模型。紐に砂袋の錘を下げ、あらわれた曲線(懸垂線)によって教会の構造・デザインを構想していたのです。この放物線アーチこそが合理的な構造であると。バルセロナで聖堂実物を見ても、その全体の大きさとファサードの彫刻群に圧倒されて終わってしまうのですけど、次の機会にはもう少し予習して行ったほうがいいですね。

下部の鏡に、上下が反転して建っているように見える像が映る。
《コローニア・グエル教会堂、逆さ吊り実験》1984-85年西武文理大学

ドローン撮影を含む、5分17秒の動画が見られます(契約者でなくても)。余計な語りなし。
出典:NHK←ここクリック。
文・写真:松崎志津子 構造設計一級建築士、博士(工学)/
㈱東日本住宅評価センター勤務
# by jogikai | 2023-10-01 07:39 | 歴史的建築物 | Trackback | Comments(0)