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サービスデッキ

この住まいでは、庭奥の一角にサービスデッキと物置をセットで設けました。

洗濯物干し場として。

デッキは、洗濯機のある脱衣所からクロークを介して出入りでき、物干し・取り入れ・収納の一連の作業がスムースに行えます。東西に解放された風通しのよいつくりながら物置が適度に目隠しし、気兼ねなく洗濯物が干せます。ガラス屋根があることで、日照を取り入れつつ急な雨で洗濯物を濡らす心配もありません。

キッチンのサポートエリアとして。

キッチンにも隣接したこのエリア。物置には冷蔵庫に入れない野菜や、ローリングストックの品などを収納し、キッチンパントリーの役目を持たせています。通風の良いデッキは、収穫したてや泥付きの野菜の置き場、食品の天日干しスペース、ゴミの一時置きとしても使われています。

庭関連のサービスエリアとして。

日常的に利用される庭では、様々な生活シーンが浮かびあがります。ガーデニングをはじめ、日曜大工、子供の水遊びや花火、たまには庭で食事など、アウトドアを取り入れた暮らしは生活を豊かにしてくれます。そこで必要な多様な道具や用品が、取り出しやすくしまいやすいこの物置に収納されています。


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文:勝見紀子 写真:新井聡/ 一級建築士 アトリエ・ヌック建築事務所



# by jogikai | 2021-10-15 08:00 | 住宅設計 | Trackback | Comments(0)  

古き良きものを生かしたリフォーム

都心の住宅地にある築41年の二世帯住宅。両親が亡くなり、三人の子供も自立。今後は自分たちの趣味を楽しみながら快適に暮らしたいと云うリフォームの事例です。奥行きの深い1階のスペースで大きな比重を占めていた車庫をやめて、玄関・ギャラリーにしました。Aさんは子供が独立したら、ここを皆が集まる拠点にしたいという夢がありました。友人を招いて、お酒を飲んだり、美味しいものを一緒に食べたり。趣味で収集した器は飾るだけではなく、使いながら愛でる、そんなコミュニテイスペースにしたい。玄関のギャラリーは、季節毎に相応しい収集品の器や絵画の展示を入れ替えて楽しみたいとのことでした。
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車庫の既製品サッシュの内側に障子を引き込んである。

展示カウンターの下は引き違いの板戸の靴入れ。


また今回はAさんの親戚の家にあった古い建具を部分的に再利用しています。建て替え時に廃棄処分になってしまいがちな建具ですが、譲り受けて加工を施し、寸法を調整すれば充分、蘇ります。昔の建具には、手の込んだ繊細な細工が施されていて、時間を経た木が持つ深い味わいがあります。使い方によっては、民芸調で重い感じになりますが、新しい素材と組み合わせると新鮮な魅力が生まれます。

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ケヤキの式台を再利用した贅沢な食卓。キッチンは対面式でカウンター下を

食器戸棚として活用。(2階居間・食堂・キッチン)

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階段開口部内側に引き戸で全開できる斬新なデザインの組子障子

を設えてみた。階段手摺りには組子欄間(一重菱)
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食器戸棚の建具は

細工物の書院格子のガラス戸


写真と文:鈴木久子/一級建築士事務所 鈴木久子建築設計室



# by jogikai | 2021-10-01 08:00 | リフォーム | Trackback | Comments(0)  

つかず離れず暮らす家 ―85才の母と建て替え(その2)

◇吹抜けと母の部屋

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1階は母の部屋とサニタリー(浴室・洗面脱衣室・トイレ)、キッチン、リビングダイニング。2階は、週末以外はこの家で暮らす長男夫妻の生活空間です。

吹抜けは暖気が抜ける欠点はありますが、お互いが気配を感じつつ、生活領域を保つ大事なツールです。


◇LDに面する母の部屋

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母の部屋は、リビングダイニングに面し、孤立しないよう開放的です


◇4畳半の母の部屋

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母の部屋からトイレを見る

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母の部屋:長年愛用のミシン、額は母の父親の書


4畳半の和室にはお母様にとって大切なものを全て集約し、手の届くところに配置しています。

和室からトイレに直結し、脱衣室・浴室へと繋がります。

材料は檜・珪藻土など、以前の家のように自然素材の造りです。

新居で、生き生きと暮らすお母様のご様子は、長年培った空間体験を持続することの重要さを改めて実感いたしました。

加部設計一級建築士事務所 加部千賀子 / 撮影者:栗原宏光





# by jogikai | 2021-09-15 08:00 | 寄り添う・看る | Trackback | Comments(0)